中学での塾の授業は文系志望・理系志望に関係なく、英語と数学が中心ですね。
理系志望で、理科がイマイチ・・・の場合には、これから理科をどうするか、とても重要な課題です。
SEGが力を入れてPRしています。
理科を学ぶ
理科を学んだ度合いは「入試問題で点が取れる」ということで推し量ることができます。学習塾の大切な役割の一つが点を取れるようにすることです。実際、点の取り方には技術のようなものがありますから、それを伝授してもらうことは有効な勉強方法と考えることができます。しかし、ある時は点が取れたけれど学校の実力試験、模擬試験や本番では取れなかったということもよくあることです。今まで点が取れてきたのに? 努力が不足していた? 本番慣れが不足し緊張して実力が出せなかった? もっともらしい理由をつけて指導することもできますし、本当に努力が不足していたということも多いのですが、的外れな理由を考えている人も多くいます。
生徒さん自身の成功体験を理論化するSEG
「解けなかった問題を反復して解けるようになるまで学習する」はよく取られる学習方法です。ところが意外と効率的ではありません。酷いケースでは問題文まで覚えるぐらいに繰り返し学習したにも関わらず、微妙に似た問題で間違えてしまうこともあります。
みなさんは自分で問題が解けた(正解した)ときに、「どうして解けたのか?」を自問することがありますか? 頑張ったからとか十分に演習して学力が花開いたからとかという程度の感覚では、次も解くことができるという保証は得られず、せっかくの成功体験が雲散霧消してしまうこともあります。法則を学んだり項目を覚えたりするだけでなく、「理科の思考方法」を学び「問題に正解できる」こと自体を理論化するのがSEGでの授業です。
いたずらに結果を追い求めないSEG
「多量に問題を解いて多量に正解できるようになればできるようになった!」というのは全く正しくない考え方です。正解できるようになることはできるようになったことを意味しますが、「多量」ができるようになったことの必要条件になっていません(数学の論理とよく似た考え方です)。
多量演習正解(マルがたくさん)の呪縛は「基礎問題の反復学習」につながります。本文の長さが5行程度の問題であれば、一部の法則を覚えているだけで正解できますし、短時間に多くの問題を解くことができます。法則一つひとつを覚えることには効果があるのですが、それは理科の主目的ではないですし、入試でも役に立つ大学は少数です。経験的事実や法則を組み合わせることで、未知の事象へ思考を広げることができる土台を頭の中に作ることが大事なのです。
思考問題を提供するSEG
学力別に問題を用意して、階段を上るように学んでいくというのは良い手法です。しかし、階段の下段の問題が頭を使うことなく反射的に答えることが求められる問題の集まりになっていると、どんなに大量の問題を解いても階段を上ることはできません。上の段に上るための思考力を鍛える問題が組み込まれていないといけません。SEGではそのような問題を提供するように心がけています。
基礎理論の体系を確認するための演習は、ある程度講義が進んでから
理科の法則・考え方は相互に結びついているものが多く、全体で一つの体系を作っています。物理を例にとりますと、電磁誘導という項目には、力学での運動方程式と力学的エネルギーという項目が強く結びついています。化学を例にとりますと、希薄溶液の性質という項目には化学平衡や化学結合という項目が強く結びついています。
一つの項目が終了したらすぐ演習! というわけにはなかなかいきませんので、SEGの演習は大きな区切りでの講義が終了してから開始されます。高2の間は講義に集中し(忘れないための演習は行います)、高3になったら演習に集中するという構成になっています。
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