開成学園が新校舎

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高校校舎を建て替えるとのこと。すごいですね!寄付も募集しているようです!

その比類なき輝かしき歴史を持つ開成学園が創立150周年を迎えます。150年の誇りと未来への重み。この壮大な記念年を前に、開成学園はこれまでの歴史と文化に誇りをもつとともに、未来を牽引する躍進力を決定的に構築すべく、150周年記念事業として高校校舎建替え事業を行うことといたしました。
現在の高校校舎は、2021年には、体育館が建築後50年、特別教室棟が43年、普通教室棟が42年となります。開成健児の知的好奇心を満たすには日常の授業の質を高く維持することが不可欠であることはいうまでもありません。IT機器を活用しての授業や、ディスカッションを交えたいわゆるアクティブラーニング型の授業、少人数・多人数での授業、理科の実験、音楽・美術など芸術感性を育む授業など、授業のあり方は多様化しており、現在の施設の改修といった形での対応は限界に達しつつあります。また、課外活動のスペースも不足しており、ますます活発になってきている開成健児の生徒活動が、思うようにできない状況もでてきています。
さらに高台の第2グラウンドは体育の授業や部活動、そして運動会を通じて精悍な開成健児を育むべく重要な役割を果たしていますが、土であるために雨や雪、霜により、暫く使用できない状況に陥ってしまうことがあります。このような状況を踏まえ、高校校舎建替えおよび第2グラウンドの整備は、学園にとって喫緊の課題であり、150周年記念事業として行うにふさわしい事業と、学園として判断いたしました。
新校舎の建設にあたっては、「運動会の継続開催」を重要なことと考え、第2グラウンドを常に使える状態とし、現在の敷地内で校舎毎に順次建替える方式を選択しました。また8クラスが吹き抜けを挟んで向き合う構造にし、さらにオープンスペースを設けることで、学年間の交流の活性化を図り、互いの切磋琢磨を促します。加えて、吹き抜け内に先輩後輩の学年フロアへと移動できる階段動線を据えることで、開成らしい「縦横の濃い交流」を建築的に実現します。
また教室については、手狭であった普通教室を効果的に拡大しながら、多様な人材育成にふさわしい特別教室と専門環境の充実を行います。さらに、自主的な生徒活動を生み出すためにオープンスペースや屋上スペースの拡充、そして自主的生徒活動の拠点となるように学生ホールを配置することとしました。
最後に、開成学園にはこれまで中高全生徒が集まれる全校用ホールがありませんでした。校歌斉唱や記念式典、ボートレースの応援練習等、開成魂を共振できる場として、大体育館を大幅に拡充し、全校生徒の収容を可能とします。以上の結果、校舎全体の諸室床面積は現在の27%増の16,900㎡とする計画です。

以上、新校舎の計画は、建学の精神を核に、理事会・教職員が一丸となって、未来を託すに足る開成健児を育むため、時間をかけて立案したものです。完成時期は、創立150周年を迎える2021年竣工を目指しておりましたが、近時の建築価格急騰により、現状の試算では10億円以上の財源不足が見込まれており、戦略的に当初計画を繰り延べることといたしました。着工時期は、現時点では2019年頃を予定していますが、建築価格動向を踏まえて最終決定することとしています。なお第2グラウンドにつきましては、人工芝化する計画でありますが、新校舎建設に先行して2016年に着工する予定です。

具体的な考慮点

  1. 普通教室は、今後ますます多様化する授業形態に対応できる広さと設備としました。
  2. 分割授業や合併授業に対応できるよう、予備教室を増やしました。教科教室的な使い方も想定しています。
  3. グラウンド、テラス、ピロティ、オープンスペース、学生ホール、予備教室など生徒活動の場を多く用意しました。
  4. 目的を定めないオープンスペースを随所に配置し,生徒が自主的に活動できる場を増やしました。
  5. 学生ホール、図書館は高校生だけでなく中学生も利用しやすい位置(敷地北西部)に配置しました。
  6. すべての建物を現在校舎がある下の敷地に配置し、高低差のある敷地の特性を最大限に生かした使いやすいレイアウトにしました。
  7. 普通教室は、第2グラウンドにすぐ出られるように3階~5階に配置しました。
  8. 3階をベースフロアとし、教員室や保健室を配置します。正門付近に渡り廊下を設けることで3階での回遊性を確保しました。
  9. 上空通路を設置し、高校校舎と中学校舎は3階でも行き来ができるようにしました。
  10. 広く奥行きがある中庭を中心に建物を配置します。視線が抜け、中高の一体感が向上しました。
  11. 上のグラウンドには仮設も含め校舎は建てず、毎年開成のグラウンドで運動会ができるようにしました。
  12. 生徒の学習活動、日常の学校生活の中心となる普通教室、特別教室は現在の校舎を使いながら新校舎を建築し、仮設校舎を使うことがないようにしました。

敷地全体を有効活用し、広くゆとりある空間を実現

  • 建物諸室床面積   約13600m2 → 約16900m2
  • 予備教室      2室  → 6室
  • 大体育館      約1050m2 → 約1450m2
  • 第2グラウンド   約600m2増加
  • 共用部(オープンスペース、トイレ、廊下など)   約4190m2 → 約6000m2
  • テラス       約2000m2を新設
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新校舎建築計画の概要

  • 高校敷地校舎の全面建て替え(普通教室棟、特別教室棟、体育館、南北本館(事務局,学生ホール,教員室,図書館)、旧館)
  • 第2グラウンドの整備(人工芝化)
  • 隣接別敷地に別館新築(会議室、資料室、倉庫など)
  • 建物諸室床面積 約16900m2(現在に比べ27%増)
  • 地上6階(一部7階)、地下1階

ここで示した新校舎の概要は基本設計段階のものであり、実施設計を経て変更となる可能性があります。

進行予定

  • 2015年3月   基本計画 完成
  • 2015年9月   基本設計 完成
  • 2016年度    第2グラウンド整備工事(人工芝化)
  • 2018年1月   別館新築工事開始
  • 2019年4月   本敷地校舎工事開始
  • 2021年9月    新校舎での授業開始
  • 2023年7月    Ⅱ期工事竣工。学生ホール,小体育館などすべての施設が使用可能に
  • 2024年7月   特別棟解体,外構工事終了

*東京オリンピック関連事業等の影響で建築費が高騰している状況を受け、当初の計画(2021年竣工)より遅らせました。状況によりさらに予定を変更する可能性がありましたが,2018年5月に設計施工者を大成建設(株)に決定し,上記スケジュールで進めることが決まりました。(2018.7.26更新)

工事の進め方

校舎工事は2期に分けて行います。この計画は「工事期間も教育や学校生活の質を維持する」ことを優先して考えられたものです。工事期間中の学校生活への影響を最小限にすることができると考えています。具体的には以下のような点に配慮しました。(2018.7.26更新)

仮設校舎は使わない

生徒の学習活動、日常の学校生活の中心となる普通教室、特別教室は現在の校舎を使いながら新校舎を建築し、仮設校舎を経由せずに引っ越します。学習環境の劣化を防ぐために、仮設校舎を使うことがありません。

運動会は毎年開成のグラウンドで実施する

運動会をする高台のグラウンドには仮設を含め校舎は建てません。開成の生徒にとってとても重要な存在である運動会は、準備や練習を含めて毎年開成のグラウンドで行うことができます。

クレジットカードによる寄付ができるとのことです。開成学園のホームページより説明をご覧ください。

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