医学部定員40人超を優先枠に追加

医学部

医学部定員の優先枠追加を厚労省が進めているとのことです。

・感染症科

・救急科

・総合診療科

新型コロナウイルスデルタ株の感染拡大で、手薄になっているところです。

40名と言えど、定員加増には非常に厳しい医学部定員ですので、かなり重要と考えているということです。

東京医科大学病院

感染症科の3つの特長

1幅広く正確な内科診療

感染症診療の基盤は内科診療です。感染症のみにとらわれることのない、患者さんに起こっている全ての問題を解決することをゴールに専門各科と協力して診察を行います。海外医療機関などと連携して積極的に対応しています。

2専門性の高い感染症診療

敗血症、HIV感染症、性感染症、輸入感染症、結核等の高度な専門知識・判断が求められる疾患について、最も適切な治療の選択を実践しています。また、本学微生物学講座とも連携し、基礎的方面からの臨床への応用も可能です。

3他科との緊密な連携による総合的な診療

感染症は全診療科の入院患者さんに合併しうる病気であり、内科・外科を問わず、主治医と緊密に連携し最善の治療を行います。

主な診療内容について

「感染症科」とは、「微生物が起こす病気」を診る科です。微生物とは、細菌やウイルス、カビ(真菌)、寄生虫など様々な種類が私たちの身の回りには存在します。「感染症」というと、「伝染病=うつる病気」という恐ろしいイメージがあるかもしれませんが、身近なものだとインフルエンザや風邪、肺炎、胃腸炎なども含まれます。
 すでに微生物にかかっている(他院で診断されている,治療中である)方やかかっているかもれない(発熱や皮疹,下痢などがある)方、かかるのを予防したい方など、全身状態も考慮し、他の慢性疾患も合わせて丁寧で親身な医療の提供をいたします。
発熱感染症の多くの疾患でみられる症状です。一般的な風邪であれば、数日で治りますが、なかなか下がらない熱や原因不明の熱について、問診、身体検査、採血や画像検査等で診断をつけ、治療を行います。発熱の原因が感染症ではなかったとしても、各専門科と連携し、診療を行います。
重症感染症敗血症、菌血症、髄膜炎、感染性心内膜炎、骨髄炎、腎盂腎炎、前立腺炎、術後創感染、カテーテル関連血流感染症、化膿性血栓性静脈炎、リンパ節炎、肺外結核、麻疹、風疹、水痘など重症化してしまう恐れがあり、専門性の高い疾患について、当科で診断もしくは他院からのご紹介の患者さんを診療いたします。
HIV感染症・性感染症(梅毒,クラミジア,淋菌等)他院もしくは保健所等でHIVスクリーニング検査が判定保留、もしくは確認検査が陽性の場合、当科で診療をいたします。正確な知識の提供、薬物治療だけでなく、経済的・生活面のサポートも総合相談・支援センターと連携し行います。治療開始後における、他の感染症合併や慢性疾患(高血圧や糖尿病など)の診療も行っています。
海外渡航者の帰国後診察国内では専門家および診療可能医療機関が少ない輸入感染症・熱帯感染症、寄生虫疾患、渡航関連疾患の専門診療を行っています。特殊検査や稀少医療品による診断や治療等、可能な限り対応いたします。渡航前の健康相談は、渡航者医療センターで行っていますが、帰国後の発熱や下痢など体調がすぐれない方は当科へご相談ください。
薬剤耐性菌/院内感染病院内には免疫力の低下した患者さんが多数入院しています。このような患者さんは、健康な方では発症しないような弱い菌によっても感染症を発症してしまうことがあります。また、一般的な抗生物質が効かない、いわゆる「耐性菌」が近年問題になっており、病院内で伝播してしまう事例が国内で発生しています。当科のスタッフは感染制御部も兼任しており、ICT(Infection Control Team)の一員として、患者さんが安心して入院でき、治療に専念できるよう、このような問題にも対応しております。

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